今回は、実体験に基づいた

漢方の体験談について。

こんにちは、つりキッチンです。

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ケガに効く漢方があるの？

釣りのサイトなのに

漢方の紹介って変ですか？

実は私、

この記事を書いた今からちょうど1年半前、

鯛を捌く最中に怪我を負ってしまいました。

((((；ﾟДﾟ)))))))

原因は、

タイの腹骨を切って3枚に卸した時、

左手の位置を

尻尾ではなく頭を持っていた事。

すなわち、

魚を支える左手が、

刃物の進行方向にあったということ。

勢いよく切ったので、かなり傷口は深く、

止血が大変でした。

もし、

数センチ指の先端側だったら

神経まで達していたかもしれません。

幸いにも、

その後の処置が良かったのか、

今では傷跡も目立ちません。

怪我をした翌日、

救急診療へ駆け込みました。

でも、

傷口が大きい割にあまり出血しておらず、

お医者様も首を傾げていたことをよく覚えています。

何か処置したの？

と聞かれたので、

黄蓮解毒湯を飲んだことを伝えると、

なるほど、と。

確かお医者様もよく使う漢方と聞きます。

（苦そうな漢方のイメージ）

今回は、

漢方マニアでもある私から、

怪我に効く漢方を紹介します。

漢方は苦いから、、というイメージで避けている方は、

錠剤ならその心配は無用。

煎じ薬ではないので大丈夫です。

漢方薬局へいくと、たまに、

余分なものまで買ってしまう人がいますが、

先にこの記事を参考にして頂き、

役に立てていただければ幸いです。

・黄連解毒湯

内出血も含めて、

とにかく出血を止めるために使用します。

体からの熱（火邪）をとる、

すなわち炎症を鎮める効果があります。

熱中症気味の時にも、

頭ののぼせを抑える効果があります。

怪我をして、出血がある場合は、

頓服で多めに飲むことがあります。

漢方薬局の方の話では、

これを飲んでいた方が、

登山中に骨折していたことに気づかなかった、

といった事例があったそうです。

（成分）

オウレン（黄連）、、、常緑多年生の草本植物で根茎を乾燥させたもの。

オウゴン（黄芩）、、、コガネバナの根を乾燥させたもの。

オウバク（黄柏）、、、ミカン科であるキハダの樹皮

サンシシ（山梔子）、、、クチナシの果実です。

ダイオウ（大黄）、、、タデ科の植物の根茎

元々は、体から熱（悪いもの）を取り、

腸から体外へ排出する役割でしたが、

成分の大黄でお腹が緩くなりやすいことから、

最近では、

大黄が入っていないものがあります。

これとよく似たものに、

黄蓮阿膠湯と呼ばれるものがありますが、

のぼせ気味の人や、

紫外線アレルギーでお肌カサカサの人には

試す価値があるかもしれません。

よく眠れるようになることでも知られています。

・紫雲膏

どこの薬局にも売っている軟膏ですが、

これ本当にすごいです。

皮膚の再生スピードが格段に早く、

怪我の予後がよくなります。

傷口に塗ると、肉芽の形成を促進します。

傷口が盛り上がってくるのが

目に見えてわかるほどです。

火傷にも使用できます。

、、、、

ただし、

匂いがちょっと、、、

豚脂を使っているだけに

なかなかの匂いがします。

成分は

・シコン（紫根）、、、、ムラサキの根を乾燥させたもの。染料にも使う。

・トウキ（当帰）、、、、セリ科であるトウキの根を湯通しし、乾燥させたもの。

・ミツロウ（蜜蝋）、、、蜂の巣の成分で、保湿効果があります。

・ごま油、、、、、ごま油は毛細血管を広げ、血行を改善します。

・トンシ（豚脂）、、、、豚脂には乾燥を防ぎ、解毒効果があります。

最近は、豚脂を除いた、

臭わない紫雲膏があるようです。

・伯州散

もう、売っている店は無いかもしれません。

出雲の外科倒しとまで呼ばれた

有名な民間薬です。

材料は、、、

あまり聞かない方がいいかも、、

反鼻(まむし)・津蟹(さわがに)・鹿角(鹿の角)

これを黒焼きにしたものです。

土鍋で黒焼きにしたとはいえ、

見ると、

どうにも炭にしか見えない、、、

これを飲むのは少し勇気が必要です。

水に溶かすのですがこれが溶けない。

だって、ほぼ炭なんだもの〜(T0T)

なんどもお湯を入れて飲む羽目になります。

でも、これを飲んでから、

ブロック注射を打っても治らなかった

足底筋膜炎の治りが早くなりました。

ちなみに、

先の紫雲膏に混ぜることで、

重度の火傷にも効果が期待できます。

今では伯州散もなかなか手に入らないのが残念ですけどね。

他にもいろいろありますが、

特に効果がわかりやすかったものを

私が厳選して3つ紹介しました。

最近では、漢方製剤が多く売られており、

一時は衰退したこともありましたが、

随分と見直されてきています。

あくまで私は専門家ではありませんので、

検討されるときは、漢方薬局などのアドバイスを聞いてくださいね。

そして、

怪我をしないように、

安全な釣りライフを楽しんでくださいね。

（陰陽五行と五臓）